皆様お疲れ様です!
本日は、高利回りETFである【PFF】をご紹介したいと思います。
その配当率は5.45%です。(2018年11月17日時点)VYMは約3%であることから非常に魅力的なETFであります。
ただ、5.45%という高利回りであると少し不安にもなりますね・・・
高利回りの理由と他ETFとの違いをご説明していきたいと思います。
PFF 米国優先株式とは?
そもそも、優先株式とは何でしょうか。
優先株式とはある一定金額の配当が支払われる株式とのことであります。株式を保有することは、議決権を持つこととなるのですが、優先株式では議決権を持ちません。
議決権がない代わりに配当や何かあった場合の残余資産の支払いが普通株式よりも優先して支払いが行われます。つまり、通常の株式や社債よりも高い配当で設定させれいます。これらにより高い配当が可能となっているのです。
では、PFFの概要はどうなのか?続いてご説明します。
PFF 概要
PFFは毎月分配型であり、経費率は0.46%となっています。
VYMの0.08%と比べると高額に思えます。しかし、5.45%という分配利回りを考えれば、許容できる数字ではないでしょうか?
続いて、構成内容です。
上位10位までの保有銘柄を見ていきます。
銀行系・金融系が圧倒的なセクターを占めていることがわかります。
続いて株価をみていきましょう。
金融系が多いことからリーマンショックの際には暴落しております。基本的に株価の大きな推移はありません。ほぼ横ばいで推移しております。
キャピタルゲインは狙えそうにないですね・・・
では、メリットは?デメリットは?それぞれ見ていきたいと思います。
PFF メリット/デメリット
・メリット
やはり、利回りの高さではないでしょうか?
5.45%は魅力的です。かつ、株価の推移をみていると横ばいであり、リーマンショックなどの世界的な株安ではない限り、株価の暴落の可能性は低く感じます。
・デメリット
私はデメリットの方が大きいと感じています。
インカムゲイン主体の投資スタイルとはいえ、保有している過程の中でキャピタルゲインを狙っていきたいと思っています。ましてや、原資の少ない私にとっては原資をできるだけ増やす作業も同時に必要であると感じています。
もちろん、バイ&ホールドが基本路線であることに間違いはありません。
ただ、現状の原資だけで配当金だけでの生活をするだけの資産を作ることは難しいと感じております。私が仮に50代、60代であれば、退職金の一部を高配当のPFFに投資することは有効かもしれません。それは、まとまった原資があればの話です。まとまった原資がある方にとってはこの高配当で大きなインカムゲインをもたらしてくれるはずです。
そんなこともあり、私のようなインカムを狙いつつキャピタルも狙いたい私にはやや物足りずVYMやSPYDなどに投資を絞りある程度原資ができたらPFFを購入する戦略のほうが良いかもしれませんね。
先も記載した通り、PFFは毎月分配型であり、十分な資産を持った人には大変魅力的なETFであると思います。
【まとめ】
PFFは
・毎月分配型の高配当ETF 配当率5.45%
・株価の値動きはほぼ横ばいで推移しており安定感がある
・株価の値動きが横ばいのためキャピタルゲイン狙いは難しい
・十分な資産がある方向け
以上となります。
これからも高配当ETFをご紹介していきたいと思います。