一生賃貸か?それとも持ち家か?論争が絶えないテーマですが、
皆様はどちら派でしょうか。答えはお持ちでしょうか。
特にまだ持ち家をお持ちでない若い世代に読んで頂きたい記事となっています。持ち家を検討している方に持ち家の良い点とリスクをお金に比重を置きながらご説明たいと思います。
私の結論は、現役時代は賃貸で引退後は持ち家です。
その理由をご説明します。
皆様お疲れ様です。
かえるです🐸
今回は現役時代に賃貸を選ぶメリットをご説明します。
この結論は万人に当てはまる訳ではありません。理由としては「価値観」の問題があると思うのです。
価値観も重要ですが、一生賃貸、一生持ち家と断定するのでは無く、現役時代、引退時代とライフプラン毎に考えてみては如何でしょうか。
日本の住宅価格はアメリカと違い新築購入時の金額が10年後に売却金額を超えることはほとんどないと思われます。
合わせて、住宅を購入する際には大多数の方が住宅ローンを組まれると思いますが、住宅ローンを組むことで毎月の固定費となります。
金銭的にも圧迫する要素になってしまい、住宅を購入することはその後貯蓄などの可能性を狭めるリスクもありますね。
前置きが長くなりましたが、現役時代は賃貸、引退後は持ち家の理由をご説明します。
賃貸・持ち家どちら派には価値観も大切
冒頭にも述べましたが、金銭面(数字)だけで見れば賃貸の方がメリットは多いです。
持ち家を購入するとなると、住宅ローンを組み、節約生活には大敵な固定費を増やしかねません。
勿論賃貸も固定な訳ですが、安いところに引っ越すなど工夫は出来るのです。ところが住宅ローンの場合は余程のことがない限り固定費の削減は難しいですね。
※例外を除きます。
一方で、数字だけで語れない価値観は大切なのです。
例えば、大きいお風呂で家族と過ごしたいなど持ち家を持つことに価値を見出しているなら持ち家の意味があります。合わせて、自分の家を持つことが長年の夢であるのならば持ち家を持つ意味があるのです。
価値観が持ち家を持つ事に意味を見出しているのならば金銭面以上の価値がありますね。
しかし、持ち家は負債になりえる存在なのです。
新築で購入してからその住宅価格は下がり、仮に住宅ローンが払えなくなり、持ち家を売却するとしても価値が半減などあり得る話です。
自信の家の価値を知るサイトがありますのでご活用ください。
このように数字では測れない価値観はあるものの、持ち家は負債であるのです。
では、続いて現役時代に賃貸がより理由をご説明します。
現役時代には賃貸が良い理由
賃貸が良い理由としては下記4点が考えられます。
・急な転勤にも対応できる
・家族構成に合わせて物件を選択できる
・修繕費や固定資産税が掛からない
・固定費をコントロールできる
では、それぞれの理由をご説明します。
急な転勤にも対応できる
サラリーマンである以上転勤は避けられません。
※転勤がない企業や職種は勿論除外ですが・・・
転勤を命じられた時持ち家を所有していた場合は以下のようになると思います。
旦那さんのみ単身赴任、持ち家を他人に貸し出す、持ち家を売却など
多くが旦那さんのみ単身赴任となる場合と思いますがw
いずれにせよ、転居を伴う転勤を命じられた場合持ち家が足かせになる可能性があるのです。先日も某企業が新築の家を持った後に転勤を命じたなどある話です。
持ち家を他人に貸し出すにしても住宅ローン控除も受けられない可能性があるのです。
転勤がない企業や同じ県内だけの転勤がある企業に勤めればと言う意見もありそうですが転居を伴う転勤の場合は持ち家が足かせとなってしまうのです。
家族構成に合わせて物件を選択できる
賃貸の良い点が住む家を変えることが出来る点ですね。
当たり前ですが。
そのため、子育て時代にはこどもの人数に合わせて、物件を選ぶことが出来るのです。
子供が2人の予定が3人となった場合に持ち家を子供部屋2人で想定していた場合子供部屋が足りなくなる場合もありますね。
家庭にもよりますが、思春期の子供のことを考えると個人部屋はやはり必要かな?なんて思ったりもします。
逆に子供が独立(結婚や進学など)した場合には夫婦のみとなり、使わないスペースが多くなってしまうなど問題もありますね。
実際私の実家も母と猫のみですので、空きスペースばかりです。
子供が独立したときには住居を効率良く変えることが出来るのです。
また、近隣住民と寄りが合わないとき脱出できるのも利点です。
賃貸でもあり得る話ですが、近隣住民にトラブルとなる人物がいる場合余計なトラブルの発生、事件や家族にも悪い影響が出かねないです。持ち家の場合は近隣トラブルがあった時になかなか脱出は出来ないですよね。
賃貸の優位性は自由度が高いところです。
近隣トラブルに対しても柔軟に対応することが出来るのです。
修繕費や固定資産税が掛からない
持ち家の場合、住宅ローンだけでなく、修繕費も発生します。
先日も実家の水回りを修復しましたが、それこそ数百万費用が掛かりました。
私の親曰く、10年に一度は屋根の補修や壁の塗装など費用はそれなりに発生してしまうとの事。住宅ローンが終わったから全く費用が掛からないという訳ではないですね。リフォームなど年齢に合わせて改善する必要がありますし。
引退時代に中古物件の購入を進めていますが、こちらに関しては同条件ですね。
日本の場合持ち家は負債となりえる
賃貸最大のメリットが固定費をコントロールできる事にあると思います。
特に、現役時代に投資や貯蓄優先とした生活をする場合、住宅ローンは貯蓄生活をする上で不利に働いてしまいます。
35年の住宅ローンを組んでも数年間は払えてもローンを払えず手放したなどの話もよく聞きます。
日本の住宅の場合は購入時が最も価値があり、時間が経つにつれ価値が下がってきてしまいます。アメリカの場合は住宅が資産となり価値を生む為、早い段階から家を購入することにメリットがあるのです。
投資という面で見たときに、価値が下がり続けるもの(持ち家)へ資金を投入するよりも、柔軟性や自由度の高い賃貸を選択し、できるだけ固定費を下げ、良い金融商品に投資を行い数十年かけて不労所得といえる収入を作る。
日本でもアメリカと同様に持ち家が資産となり価値が上がっていくならば別です・・・
まとめ
豊な老後を目指すためにも稼げるときに稼ぐために、転居を伴ったときにせっかく購入した持ち家を損して売却する意味はありませんし、友人に貸せたとしても住宅ローン控除がなくなり毎月赤字となっていては意味はありません。
先に説明した通り日本の場合、負債となりえる可能性が高く、そのうえ、修繕費や固定資産税も必要となります。
家族構成の変化や転居を伴う転勤があり得る現役時代には自由度や固定費削減の観点から賃貸の方が良いという結論なのです。
賃貸で柔軟に住居を選びながら無理のない範囲でよい金融資産を購入していき、毎月の収入を増やせれば理想ですね。毎月の生活費のみで給料が消えていてはラットレースから抜け出せませんからね。
ただし、価値観の部分(持ち家に意味を見出している、価値を見出している方)はまた別の話となってきます。ご夫婦、ご家族の中で1つの考え方になれば幸いです。
次回、引退後は持ち家をご説明します!
では引き続きよろしくお願いいたします!