かえるの米国株投資生活

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バークシャーハサウェイ2.8兆円の赤字転落 何が起きた?

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皆さんお疲れ様です。

 

今日の結論はトレンドと成長産業の情報収集は大変重要であるです。

 

ウォーレン・バフェット氏の率いる、米国の大手投資会社バークシャー・ハサウェイバークシャー)が、2018年第4四半期(10~12月期)の決算で約254億ドル(2.8兆円)の巨額赤字となったと報告をしました。

 

赤字の主な原因は、筆頭株主として26.7%の株式を保有する米食品大手クラフト・ハインツの株価が大きく下落したことでありますが、それに加えて、昨年秋以降の米国の株価下落により多額の評価損が発生も原因の一つとなっています。

 

バフェット氏は「バリュー株投資」と呼ばれる企業の価値(バリュー)に対して割安な株を選んで長期投資をする手法です。

 

近年、「GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)」と呼ばれるIT企業関連の技術進歩によって、値上がりの見込める企業の多くがIT関連企業にある傾向と思われます。バフェット氏の投資手法がもしかすと現代の成長産業に合わなくなった可能性があるのです。


では、その理由とは?

成長期待のある企業が「わからないもの」に

バフェット氏の投資手法の主な特徴は、“バリュー株投資”と、“自分自身でわかるものに投資すること”です。事業内容を理解でき、持続的な成長を期待できる企業の株を、できるだけ安く買いこれまで、莫大な利益を上げてきました。

 

一方でバフェット氏は“わからないもの”には投資してきませんでした。1995年から2000年にかけての米国IT企業の株価高騰(ITバブル)はよい例ですね。
自身が企業の事業を理解でき納得できたものだけ投資する手法であり、2000年に入ると高値警戒感から米国のIT株価は伸び悩み、結果としてITバブルは崩壊し、バフェット氏は、ITバブルの崩壊による損失を回避できました。

 

自身の投資スタイルを貫いた結果損失を回避できたのです。

 

バークシャーの損失につながったクラフト・ハインツ株に関しては、人々の健康意識が高まり、価格の安い大量生産型の加工食品よりも、多少値が張るが品質が良い自然食品への需要が高まっており、同社の製品のニーズがマッチしなかった事も原因と考えられます。
この健康志向のトレンドにいち早く気づいていれば、バフェット氏はクラフト社の筆頭株主であるので、企業対しトレンドに合わせた新しい取り組みの指示が出せたかもしれません。

 

バフェット氏の“よい企業(競争力あるブランド多く持つ企業)を適切な価格で買う”というバリュー投資の投資先も成長産業であるIT企業に多くあると言えます。

わからないものは購入しないという投資スタイルではなく、積極的に成長産業(IT企業)のトレンドや注目技術をいち早くキャッチしいかにわかるものを増やし、変化に適応する事が重要ではないでしょうか?

 

確かにIT技術は基礎知識がないと難しい部分もありますが、今後の社会を大きく変える業界であると思います。
今のうちからトレンドや技術を勉強しておくことが重要でしょうね。

 

では、引き続きよろしくお願いいたします。